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2023/09/10

産業博物館の日 #13

 こんにちは 2Aの松浦です。

今日は National Museum of Industrial History に行ってきました。私の滞在しているBethlehemは以前は製鉄の町でアメリカ中の鉄の需要を賄っていたとも言われる「Bethlehem Steel」という企業がありました。その企業は倒産しましたが工場はまだ残っています。

National Museum of Industrial History ここも昔は工場




ここで展示されていた内容は 

アメリカの工業の発展について (エンジンの進化、家具の装飾・継手の機械化など)
Bethlehem Steelの展示 (使われていた機械 労働状況 生産されていたものなど)
プロパンガスの利用  
コンクリート・セメントの3Dプリンタの利用
シルクの産業について
人々の権利や労働環境の向上について
といった感じです。


Bethlehem Steelの展示ではH型鋼やI型綱の展示が面白かったです。
アメリカの有名な建築はここの鉄を使っていることを知れました。


博物館に来る前に少し教えてくれていたのですがアイビー、アイビーと言っていてなんのことか理解できていませんでしたがやっとわかりました。
H型鋼は H-BeanでI型鋼はI-Beanといいました。


戦争の際にも活躍したという内容の展示もありました。






織物を機械的に作れるようになった方法やお蚕さんから糸を作る方法が展示されていました。展示の隅にシルクのものを着ていると蚊に刺されないと書いていて疑いながらも驚きました。
着物が好きなのでみていて楽しかったです。







戦争関連の展示がありました。日本は戦時中、女性も働いていましたがアメリカでも同様だったそうです。いままで日本からしか歴史を学んでこなかったのでたくさんのことを感じ、考えさせられるいい機会になりました。

しかし、私の歴史の知識は高専受験の時以来ほぼ止まっているのに加えほとんど忘れています。
留学に行く前は相手の国だけでなく自分の国の歴史も見直していくのがおすすめです!



博物館の展示方法についてもいろいろ面白い点を見つけました。

一番驚いたのは館内の至る所にチップ入れがある!
いくらチップ文化があるとはいえここまでとは思っていませんでした。お金を入れた人は何に対してチップを入れているのか。

展示物が近い!ということ
ほんとに展示物が近くて物によっては柵すらないのに下にも規制のラインがない。手を伸ばせば持って帰られそうなものまで。それに触っていい物に「さわれます」の一言もありませんでした。どこまで触っていいのかなり悩みました。


これが一番衝撃を受けました。
「歴史の一部を所有しよう!」 流石にびっくりしました。
しかも違う種類のものは展示すらしていました。工場の部品みたいなものや使われていた時計、鋳型なども売っていました。しかもシルクは2ドル。
びっくりしました。


このBethlehem Steelの建造物たちのいくつかはWater poolになる計画が進んでいるようです。近くのホテルやカジノを所有している会社が建造物群の建築も所有しているみたい。
景観や地域の人の思いもありますし残して欲しいなとは思いつつ、保存がごく一部しかできていない状況も踏まえるとどうともいえませんでした。

工場
このように放置されているのがいくつも!
流石にびっくりしました。

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