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2023/10/03

日本に降り立つ 留学エピローグPt.20

 無事、生きて帰ってきました。香下恵達です。

留学紀行は前回で最終回を迎えたのですが、今回は留学を終えて思ったことを綴っていきます。アナザーストーリーのようなものだと思ってください。文章多めなのはご了承願います。



まず、インスタの投稿文より引用

帰国して、思ったことがあります。

ほんまに俺はアメリカに行ってきたんか?夢やったんじゃないかなぁ、と。  

それほどまでに、空港を出発して降り立った大阪の地は、当たり前の日常を創造していました。慣れ親しんだ場所に帰ってきたからこそ、海外で生活したあの輝かしい日々を、懐かしく、そしてどこか儚く感じました。  

でも、思い出は鮮明に残っています。一瞬で過ぎていった26日間、いろんな良い経験をしました。そして、今後の自分の課題にも気づくことができました。探究活動を通して得たことだけでなく、人として、強くなった感覚がするんです。これって、留学大成功といっていいんじゃないでしょうか。  

僕にとってこの留学は、弱い自分に自信を与える、人生のターニングポイントです。挑戦を後押ししてくれた人や、留学先のたくさんの出逢いに感謝します。全てがいい感じにかみあったこのキセキを、将来への糧にすることを誓います。そして、理想を追い求め続けます!  


可能性は、無限大だ。

↑アメリカ土産、いっぱい買いました



”新しい自分を見つける” 僕が1年前に掲げた、留学の目標です。人生最大の挑戦を通して、なりたい将来像に近づくために必要な力を手に入れることが、大きな目的でした。

読み手に興味を持ってもらうために、毎回僕のプチ情報からブログを展開していたのですが、それのPt.3を見てほしい。「思い立ってからすぐに行動に移せない癖を早急にどうにかしたい」。これは、本気で思っていることです。

↑僕の寮の部屋の壁



「欠点は、行動力がないことだ」と、自分を戒めることがよくあるのですが、それを聞いて多くの人は「いや留学行ってる時点で行動力あるやろ」と言います。確かにそうです。具体的に言い換えましょう。「最終的にはやるんやけど、行動に至るまでの時間が長い」ということです。

やらなければならないタスクを後回しにしたり、今しかできないことじゃないなら今やらなくてもいい、といった思考から脱却できません。そして、挑戦することを迷い過ぎてしまう癖があります。こんな自分が嫌いで、変えたくて、留学を決心したんです。



結論を言うと、僕は僕を変えられませんでした。探究活動を最後の最後まで引き延ばしてしまったし(Pt.19参照)、思いを寄せている人に憧れることしかできなかった。もっとみんなと写真撮っとけばよかったなぁと、後悔もしてしまった。もう一回やり直したい気持ちが、ないわけではないです。

でも、僕はやり切りました。最終的に調査は完了したし、面と向かって思いを伝えることもできた。先述したこと以外に、後悔は一つもありません。だから、人として成長したことは確信しています。意味ある留学になったことは間違いないと思うんです。




Pt.17で、パーティーに参加した際、Mikeさんともう一人、ボーイングで働くMarkさんという方にお話を聞きました。どうやったらすぐに行動できるんですかね?と尋ねると、

No one is perfect. 成長したいと望むなら、ミスはしないといけない。君は失敗することを恐れるかもしれないが、もしやらかしても、落ち込む必要はないんだ。新しいことをやってみたら、新しいアイデアが浮かぶ。自分を信じて、ただ進むだけだよ。」

というありがたいお言葉をいただきました。ちなみに、録音したボイスメモを聞いて訳したものです。

僕はこのアドバイスを聞いて、ハッとしました。完璧じゃなくてもいい。挑戦することに意義がある。成功の対義語は、失敗じゃなくてチャレンジしないこと。すぐに自分を変えないといけないなんてことはなくて、少しずつ前へ進んでいければ、それでいいんだ、と。





藤原さんのお母様からも、いいお話を聞くことができました。
僕がパーティーをおいとまするかどうか渋っていた時、「アメリカでは、自分から行動しないと何も始まらないよ。日本みたいに手を差し伸べてくれる人はいない。自己表現をすることが、何より大切。迷っている時間はもったいない。さぁ、帰りたいって言ってきな。」と背中を押してくれたのです。


これらの言葉は、今でも僕に勇気を与えてくれます。先人の言葉の重みはすごくて、深い。感銘を受けた僕は、座右の銘として心の中にしまっておくことにしました。



夏が終わって学校が始まり、またいつもの日々がやってきます。行って終わりにはしません。留学は目的でなく、成長するための手段。むしろこっからが、大事だと思っています。選んだ道を正解にできるよう、精進するんや。


編集後記
今回が最後の記事になります。僕はこのブログを日記だと思っているので、僕の留学の全てはここ詰まっているといっても過言ではありません。変な言い回し等たくさんあったと思いますが、これが僕にしか書けない文章、最高傑作です。9/8にカメラを回したので、その動画も楽しみにしていただけると嬉しいな。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。









晄へ向かう鳥のように声を響かせながら、雅な人生を彩っていきます。
留学に行って、本当に良かった。

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