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2023/09/25

探し求めていたもの 留学紀行Pt.12

 帰国したら英会話の授業で無双したい。どうも明石高専機械工学科3年、香下恵達です。この文章、帰りの飛行機の中で書いています。留学中の出来事をリアルタイムでお伝えするのがブログのコンセプトだったのですが、僕には無理でした☆。関空に着くまであと9時間あるので、留学の終わりまで機内で書ききってしまおうと思います【←やっぱり無理でした♡(9/25追記)】

9/10()、探究活動のメインともいえる、ボーイングの博物館訪問をしました。その名も、The Museum of Flight。ボーイングフィールド空港のそばにあって、博物館からは実際に飛行機が離着陸しているところも見ることができます。

 

Boeing Future of Flightという、工場の近くに別の航空博物館があって、最初はそこに行こうと思っていたのですが、寮から5時間かかるので断念しました。しかしながら、今回訪れたところも、3時間バスに揺られてやっと到着できたので、遠いことに変わりはないです。うん、しんどかった。


一人で行くのは寂しかったので、EFで同じクラスかつ日本人かつトビタテ生かつ航空機がめちゃめちゃ好きな友達、コウガと一緒に行きました。帰国するタイミングも同じで、共通の趣味もありました。こんな最高の出逢い、奇跡でしかないと思います。運がよかったといえばいいのか。とにかく、最強の存在とともに、僕の探究活動はスタートしました。

 

エントランスを突破して、最初に現れたのはスペースシャトル。この博物館には航空産業だけではなく、宇宙工学的なものも展示されています。そういえば、アメリカにはNASAがありましたね。実際に使用された火星探査機や宇宙服、ペットボトルロケット、宇宙をVR体験できるブースなどを発見しました。宇宙に詳しくなくても、異世界のような雰囲気は趣があって、万人が楽しめる場所だったと思います。

 


次に向かったのは、屋外展示場、ここの目玉となっているエリアです。もう何から見ていったらいいのかわからなくなってしまうぐらい、要素が多すぎました。戦時中、日本の空を飛びまわっていたB-29をはじめ、僕をアメリカまで連れてきてくれたユナイテッド航空の初期型もそこにありました。レプリカじゃありません、すべて昔活躍していた実機です。戦闘機はいたるところに銃口があって、鳥肌立ちました。

↑コンコルド、マッハ2(2179km/h)で飛ぶのと引き換えに安全性がよろしくなかったので、現在は実用化されていません

↑ここから弾が何発も撃たれてたってことです、こわい
↑B-29、正面からの迫力恐ろしい
↑ユナイテッド航空初期型
 


ここでちょっとマニアックな情報を一つ。↓このちっちゃい車輪、何故こんなところにあると思いますか?もちろん、離陸のときに役に立つのですが、ただの車輪ではないんです。


↑垂直尾翼の真下に位置しています


その理由は、機体が滑走路に擦らないようにするためです。大きい航空機、特に長いものだと、中盤の主車輪が地面から離れて機体が斜め上を向くことで、しっぽのところが地面に接してしまう可能性があります。離陸時のスピードの中、擦ることで生じる摩擦熱は相当エネルギーを持っているので、大炎上を引き起こしかねません。このちっちゃい車輪が、完全に飛び立つまで機体を支えていることで、安全に離陸することができるのです。勉強になりましたね。

↑TOPGUNのやつ
↑めっちゃ広い


 

ボーイング787747は特に迫力がありました。いわゆる、ジャンボ機ってやつです。機内に入ることもできて、普段は絶対見れないコックピットの写真も撮れました。こんなにでかい物体がたくさんのお客さんと物を乗せて世界中を結んでいると思うと、人間はすごいものを発明したんだなぁと実感が湧きました。確か7873号機だったかな?コウガがすんごい興奮していたので、歴史的な機体であることは間違いないです。




↑機長とCAの横で、エレガントな降機です


屋内展示場。1階は第二次世界大戦で、2階は第一次世界大戦(飛行機が発明されたころ)の展示がされていました。航空機の変遷を、実物を見て学ぶことの感動は、インターネットで調べただけではわからないでしょう。日本軍機にクローズアップした展示もあって、親近感と哀愁漂う独特の雰囲気を感じました。一方、大量の模型がキレイに飾ってある光景は、まさに圧巻、一つぐらいもらってもバレなさそうでした。

↑たくさんの飛行機を空母に乗せるために、おにぎりみたいに変形します
↑完全にふざけてるやつもありました

 

既にお腹いっぱいでしたが、最後に屋内の開放的なフロアへ。多種多様な飛行機が臨場感を醸し出していました。初めて見るものばかりで、ホンマに飛ぶんかって感じの、ヘンテコなやつもありました。操縦席に座れたのはなかなかできない経験だと思います。


↑男の子が、はよどっか行けっていう目で見てますね
↑唯一のヘリ展示


最後の最後に、管制塔の中を再現したブースに入り、生の飛行機が飛んでいく様子を観察しました。コウガは将来、管制官になりたいらしいです。パイロット、CA、エンジニア、空港職員、整備士etc... いろんな人が関わって空の旅が実現していることを忘れてはいけないですね。

最後の最後の最後に、博物館の外にある飛行機のオブジェと記念撮影。僕の愛す番号2をつけていて、運命感じました。この写真めっちゃ好きです。インスタのアイコンにしてます藁。

↑上空の飛行機雲もいい感じ


 

今回はここまで!あんまり長すぎると、みんな読んでくれないと思ったので、だいぶはしょったんですけど、それでも過去最長の投稿になってしまいました。それぐらい濃かったんです。展示のボリュームがありすぎて、4時間以上は滞在していたと思います。いい探究活動になりました。

↑ボーイングの建物も隣接していました


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